2013年09月04日

非嫡出子相続格差についての違憲判断


先日来、もうすぐ最高裁で判断がなされるということで
それなりのニュースにもなっていましたが、
本日、最高裁で、非嫡出子相続格差についての判断が
なされました。

非嫡出子の相続格差について、簡単に説明しますと・・・。

「結婚している夫婦の間に生まれた子」
のことを「嫡出子」、
「結婚していない男女の間に生まれた子」
のことを「非嫡出子」といいます。

昔であれば、非嫡出子は「浮気相手との子」というイメージ
だったのでしょうけれども、最近では、
法律上の結婚はせずに事実婚の状態を続けているという
カップルも増えていますので、
外観上は普通の家庭に生まれた子であっても
実は非嫡出子である、というケースも増えています。
ちなみに、出生した子供の数に占める非嫡出子の割合は、
平成7年で1.2%、平成23年で2.2%となっています。
15年ほどの間に、約2倍になっているんです。

現在の民法では、非嫡出子の相続分は嫡出子の半分と
定められています。
親を同じくする子であっても、
嫡出子であるか非嫡出子であるかという違いで、
相続できる遺産の額が倍も違うということになっています。

この規定は、現在の民法がとっている法律婚主義の中で
嫡出子の立場を尊重するとともに、
2分の1の相続分を認めることで
非嫡出子を保護しようとしたものであるとして、
憲法に違反しないと判断されてきました。
(平成7年などの最高裁の判断)

しかし、子供は生まれてくる環境を選ぶことができないのに、
ただその一点をもって差を設けることは、
法の下の平等に反するのではないか、と
長らく批判されてきました。
「非嫡出子は嫡出子と比べて、命の重さが半分なのか」
と言われることもあります。
また、事実婚が広まっている現在の状況を考えれば、
民法の規定はもはや時代に合っていない、という
主張もなされています。
諸外国では、このような制度は
徐々に改正され無くなっていっています。

そして今日、この点について、
改めて最高裁の判断がなされたのです。

結果は「違憲である」とのこと。

まだ速報が流れたばかりですが、
先ほどお話しした批判等を受けて、
法の下の平等に反するとの判断をしたものと思われます。

みなさんはどうお感じになりますか?


追伸
この結果は、我々の実務に大きな影響を与えると思うのですが、
それについては、また明日以降にお話しします。


posted by hora at 16:23| Comment(0) | 情報

2013年04月12日

4月15日は何の日か?

いきなり答えの発表です。

正解は「良い遺言の日」です。

えっ、それは11月15日なんじゃないの?
なんて言わないでください。
11月15日は「いい遺言の日」です。
(冗談のような本当の話です)

良い遺言の日ということで、大阪弁護士会は、
記念行事を行います。
(11月15日にも行っています。笑)
弁護士による寸劇、講演会、無料法律相談です。
参加無料・予約不要ですので、
お手すきの方は、ちょっと覗いてみられては
いかがでしょうか。

私も、無料法律相談に行ってきます。
(「相談する方」ではなく「相談される方」ですが・・・。)

遺言を作成しておけば、無用な紛争は避けられます。
最近はこのような無料相談の機会も増えていますので、
ぜひ一度、相談されてみてはいかがでしょうか。

詳しくは、こちら(大阪弁護士会HP)へ
posted by hora at 13:30| Comment(0) | 情報

2013年04月03日

印紙税の非課税枠拡大

「額面が3万円以上の領収証には印紙を貼らなければならない」
ということはご存じかと思いますが、
これが「3万円以上」から「5万円以上」に変更となります。
(H26年4月1日以降作成分)

厳密にいいますと、
 「金銭又は有価証券の受取書」に係る非課税枠が拡大された
ということになります。
印紙税法の改正により、非課税枠が、
受取金額3万円未満から受取金額5万円未満に拡大されたのです。

しかし、上記のとおり、変更となるのは
平成26年4月1日以降作成分と、
まだ1年先ですのでご注意を!

(国税庁からのお知らせはこちらです。)



ここで、印紙税にかかわる余談を。

私も、3万円以上の着手金や報酬金を頂戴し、
領収証を発行することがあります。
(近頃はそのほとんどが振り込みであり、
 領収証を発行することも少ないです。)

私は領収証に、収入印紙を貼りません。
これは脱税なのか!?

印紙税基本通達の中に、弁護士が業務上作成する受取書は、
営業に関しない受取書として取り扱うと定められており、
収入印紙を貼る必要がないのです。
公認会計士さんや税理士さんなども同様の取り扱いが
なされていることと思います。

脱税ではございませんので、ご安心を(笑)
posted by hora at 09:40| Comment(0) | 情報