2013年12月09日

相続税納付資金の立て替え

相続税といっても、相続を受ける分以上に
税金を納めなければならないと
いうことはないのですから、
相続税の納付には困らないと
お考えになるかもしれません。

しかし、それは「遺産が全て現金であれば」
というのが大前提。
現金でなくとも、流動資産であればよし
といえるでしょう。

相続を受ける遺産が全て不動産だったら。

その不動産を売却して納税資金を捻出するか、
不動産の物納を申請するか、
何らかの対処をしなければなりません。
これは、今までから悩ましい問題でした。

そこで、不動産業者が、
相続税納税支援の新サービスを始めたようです。
http://www.jyutaku.co.jp/souzoku/

不動産業者に売却を依頼するも、
相続税納付期日までに売却できない場合には、
不動産業者側で相続税の立て替え融資を行い、
不動産売却後の代金で融資を返済する仕組みのようです。
相続税納付後も引き続き不動産業者が仲介業務を行い、
納付期日から6カ月経っても売れなかった場合には、
あらかじめ定めた価格で不動産業者が買い取ります。
これで、納付期日が迫っても、
あまり焦らなくても済むかもしれませんね。

遺産分割でもめなくても、
相続にはいろいろなトラブルがつきもの。

みなさんも、ぜひ自分の相続について
検討してみてください。
posted by hora at 13:12| Comment(0) | 情報

2013年11月01日

かんさい熱視線

告知です。

私が勤務していた米田総合法律事務所の
石川直基弁護士が、
  本日夜7時30分から放送
  NHK総合「かんさい熱視線」
に生出演されるとのことです。

石川弁護士は、食品に関する問題に造詣が深く、
日本弁護士会連合会においても
消費者問題対策委員会の副委員長として
同問題に関わってこられました。
これまでにも多数の新聞や雑誌などの
取材を受けておられます。

いま、阪急・阪神ホテルズ経営のホテルなどで
実際の食材や料理法とは違うメニュー表示を
していた問題が大きく取り上げられています。
それらについて、問題点を語られると聞いています。

ぜひご覧下さい。
posted by hora at 09:47| Comment(0) | 情報

2013年10月29日

瑕疵

「かし」と打ち込んで変換!
第1候補が「瑕疵」になるというのは
我々のパソコンくらいでしょうか・・・。
(普通は、「歌詞」とか「菓子」ですよね。)

という独り言は置いておくとして、
昨日出された判決を紹介するにあたり、
簡単に「瑕疵」の説明をしたいと思います。

「瑕疵」とは、簡単にいえば欠陥です。
「本来有しているべき性能や品質を欠いていること」
などと説明されます。
瑕疵あるものを購入した人は、
売主に対して、解除をしたり、
補修や損害賠償などを請求することができます。

建物であれば、典型例が雨漏り。
これは物理的な欠陥といえるでしょう。

他にも、一時期社会問題となりましたが、
構造計算が偽造されており、
日常生活をするには支障はないものの
法律上要求されている水準を満たしていないと
いうような場合も瑕疵といえます。
これは法律的な欠陥といえるでしょう。

そして、心理的な欠陥も瑕疵にあたります。
例えば、自殺物件。
自殺があった中古マンションを購入した人が
売主を訴え、解除や損害賠償が認められたという
裁判例もあります。


それで、昨日なのですが、
神戸地方裁判所尼崎支部で、
自殺物件を賃借した人が貸主を訴えたという
裁判の判決がありました。
借主は、自殺の事実を知らずに入居したものの、
引越後まもなくその事実を知り、翌日には退去。
契約の解除を前提として、
損害賠償を請求したという裁判です。

報道によれば、裁判所は「告知すべき義務があったのに、
意図的に告知しなかった」として、
貸主に賃料や慰謝料など約104万円の支払いを命じた
とのことです。

売買の事例と比較しても、
意図的に告知しなかったのであれば、
そのような損害賠償が認められるのは
当然といえます。


不動産賃貸経営をしている方にとっては、
このような事故リスクは非常に大きいですね。
一度このような事故が起こると、
もはや売却することはおろか、
賃貸に出すことも困難になります。

このような事故に対しては
有効な対策があるのか疑問ではありますが、
連帯保証をきちんととるなどすれば、
一定の効果は認められると思います。
(契約書の条項を工夫しておけば、
 少なくとも、事後処理における手間は
 随分と省略できるはずです。)

不動産賃貸経営をしている方は、
一度、経営リスクの見直し、
契約書の見直しをしてみても
いいかもしれませんね。


追伸

私も以前、賃貸に出していた一軒家で
このような事故が発生したという案件の
対応をしたことがあります。
その際には、私は、
事故の第一発見者の1人でもありました・・・(苦笑






posted by hora at 17:45| Comment(0) | 情報