2015年11月27日

相続税申告あるある

先日、国税庁から
「相続税の申告書作成時の誤りやすい事例集」
が公表されました。(国税庁のHPはこちら

今日は、制度の紹介をしながら、
いくつかの誤り事例をご紹介しましょう。

【養子縁組で節税】
相続税計算の基礎となる財産は、
(相続した財産)−(3000万円+600万円×法定相続人数)
で算出されます。
後半の( )の中が、基礎控除などと言われる部分ですね。
つまり、同内容の財産を持った方が亡くなったとしても、
相続人の数が多い場合ほど、相続税は少なくなります。

そうすると、
  よし、それじゃ法定相続人を増やそう!
  養子縁組すればいいんでしょ!?
という人がでてくる訳です。

これは、間違いではないのですが、
10人と養子縁組したら10人分の基礎控除が得られる
という訳でもないのです。

基礎控除の計算に加えることができる養子は、
  被相続人に実子がいる場合は1人まで
  被相続人に実子がいない場合は2人まで
と定められています。

養子縁組した全ての人を基礎控除のカウントに加えると
間違いとなりますので、ご注意を!!


【代とばし相続で節税】
多くの財産をお持ちの場合には、
相続が発生するたびに、
国に相続税を支払わなくてはなりません。

そうすると、
  よし、相続の回数を減らそう!
  直接、孫に相続させれば(遺贈すれば)いいんでしょ!?
という人がでてくる訳です。

これも間違いではないのですが、
単純に相続1回分の得をした、という訳でもないのです。

被相続人の一親等の血族・配偶者以外の人が相続する場合、
相続税が2割加算となると定められています。
(代襲相続の場合を除く)

それでも、2回の相続をすれば1+1=2だけれど、
孫に遺贈すれば、1×1.2=1.2 になるので、
やはり0.8分は得なんだな、と思われるかもしれません。
しかし、いったんお子さんに相続した上で、
長期間に分けて、お子さんからお孫さんに暦年贈与すれば、
相続税はかからないかもしれません。

ちなみに、法定相続人ではありますが、
兄弟姉妹や孫養子が相続を受けた場合にも、
相続税は2割加算となりますのでご注意下さい。

やっぱり、餅は餅屋。
節税対策は、人から聞きかじった知識ではなく、
プロの税理士さんに相談するのが一番だと思います。

私から税理士さんをご紹介させて頂くこともできますので、
何かありましたら、お気軽にご相談下さい。


posted by hora at 09:27| Comment(0) | 情報

2015年08月07日

忍び寄る影

毎日イヤになるほど暑い日が続きますが、
皆様、体調を崩しておられませんでしょうか。

さて、大阪国税局から、H26年度国税収納額の発表があり、
大阪国税局管内の相続税納税額は、
H25年比で34%増となっていたことが分かりました。

「この間、相続税が増税されたもんな」と思われたあなた。
今年1月から相続税が増税となりましたが、
上記統計には今年1〜3月のみが含まれるだけですので、
34%の増加がこれを反映したものであるかどうかは
定かではありません。

私としては、むしろ、株価などが上がっていることが
影響しているのではないかと思います。
このような状況で相続税増税がなされましたから、
今年度はさらに増加することは間違いないでしょう。

このデータには、県別の数値もありました。
大阪国税局管内でH26年度に納められた相続税は
全体で約4067億円。
大阪府で納められた相続税は、約29.4%の1197億円。
大阪府が一番多いかと思いきや、一番多いのは
京都府で、約40.6%の1653億円でした。

ちなみに、一番少ないのは滋賀県で約1.7%の69億円、
大阪府で納められた相続税の内、
大阪市で納められた相続税は約32.7%の392億円でした。
大阪市だけで滋賀県の約5.7倍もの額になるということは、
やはり街中にはお金持ちが多いということなのでしょうか。

こんなに大きな金額を並べると何だか実感が湧きませんが、
相続税がより多くの方に課税されるようになって、
いつしか他人事でなくなっているという恐れもあります。

皆さんも一度ご自身の資産をきちんと洗い出してみる必要が
あるかもしれません!
ポイントなどをお知りになりたい方は、ご連絡下さい。
いつでもアドバイスさせて頂きますよ。

posted by hora at 18:13| Comment(0) | 情報

2014年10月02日

シンポジウム

私の所属する委員会が準備を担当しております
シンポジウムが、今週末に開催されます。

「カジノ解禁推進法案の成立阻止に向けて」
10月4日(土)午後1時〜午後4時
大阪弁護士会館

詳しくは、こちらをご参照下さい。

この法案に賛成の方も、反対の方も、
ご興味をお持ちの方はぜひご参加下さい。

皆様のご参加をお待ちしております。



posted by hora at 14:26| Comment(0) | 情報