2018年09月13日

台風被害

先週のブログに書きましたが、
やはり台風21号による被害はあちこちで発生しているようです。

私のところにも、
「台風でお隣の○○が飛んできて、うちの△△が傷ついた。
 賠償してもらえないか。」
とか、
「台風でうちの○○が飛んでしまい、お隣の△△が傷ついたようだ。
 お隣から賠償してほしいと言われている。」
とかといった相談が寄せられています。

日本の法律では、原則として、
  過失がある場合に賠償責任を負う
 (過失がない場合には賠償責任を負わなくてよい)
という考え方を採用しています。

ですから、
” 普通の風なら飛ばないようにちゃんと管理していたが、
 あんなすごい台風がやってきたので、○○が飛んでしまった”
という場合には、賠償責任を負いません。
「あんな台風のことですので、勘弁してください。
 ご迷惑をおかけしてすみませんね。」
と回答することになるのでしょう。

逆に、
” 日頃からガタガタ揺れていて、
 いつ落ちてもおかしくない状態だったが、
 今回の台風でついに○○が飛んでしまった”
という場合には、管理に過失がありそうですから、
賠償責任を負う可能性があります。

しかし、実はこの場合でも、
責任を負わない可能性があるのです。

法律上、賠償責任が認められるためには、
「過失がある」
というだけではなく、
「過失があったからこそ、この損害が生じた」
という関係性(因果関係)が必要です。

今回の台風はどうでしょうか。

「たとえ、ちゃんと管理をしていたとしても、
 あんなすごい台風がきたら、飛んでたよね」という場合には、
因果関係がないということになって、
賠償責任が認められないかもしれません。


法律上賠償責任があるかないか、も重要ですが、
賠償責任がないからといって、
お隣さんとギクシャクするのも嫌ですよね。

やはり、こんな台風は来ないのが一番のようです。。。




  
posted by hora at 19:47| Comment(0) | 日記
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